地下水探査・茨城県は地下水の豊富な地域ですが、地価の地層状況などを理解する必要があります。

※地下水探査の前にお読み下さい
大地には河川、湖沼の100倍もの量が貯えられています。
特に茨城県は地下水の豊富な地域です。
地下水は地下の地層状況を理解して開発しなければなりません。
地下水は地層により流れやすい地層と流れにくい地層があります。
井戸を掘さくする場合、地下水が流れやすい地層(帯水層)を目標に掘り進みます。
井戸の深度は、帯水層の深さで決まります。
地下水の量、質により帯水層の深度が決まります。
地層によっては井戸水として利用できない箇所があります。
家庭用井戸は深度20m前後となります。

こちらより場所を連絡下さい。ご質問にお答えします。


市町村別地下水状況
茨城県地図
水理地質区分 広域区分 主要地名
A 久慈川、那珂川周辺の那珂台地 県央地区 水戸、ひたちなか、那珂
B 日立、大子、筑波山周辺の丘陵、山間地 県北・県央地区 日立、大子、笠間
C 茨城町から石岡に広がる東茨城台地 県央・県南地区 茨城、小美玉、石岡
D 霞ヶ浦、利根川下流域の常総台地 県南地区 土浦、竜ヶ崎、稲敷
E 鬼怒川、利根川上流域の常総台地 県西地区 つくば、結城、坂東
F 鹿島灘の海岸、北浦沿岸地域 鹿行地区 鉾田、鹿島、行方、潮来
A:久慈川、那珂川周辺の那珂台地
水戸市 ひたちなか、東海村
西部丘陵地区(常磐道西側丘陵地)
地質:第三紀層堆積岩が表層まで分布
   部分的に砂レキ5〜10m堆積する
水量:沢部付近であれば少量の地下水が確保できる
   台地を形成する砂レキ層に水量有り
水質:湿地以外は良質
地域性:現地の精査の上、取水工法の検討必要。

赤塚周辺
地質:10〜15mまで砂レキ層、下層は泥岩の不透水層
水量:家庭用程度は可能
水質:駅周辺の台地は良質、湿地低地は鉄分含む。

西原、堀町
地質:10mまで砂レキ層、下層は泥岩の不透水層
水量:家庭用程度は可能
水質:良質、ただし南西方に向かうと鉄分含む

河和田、見川、小吹
地質:20〜30mまで砂レキ主体の層、中間に粘土挟む
水量:大量可能、
水質:鉄分多く含むが、台地(雑木林)に良質な地域有り
鉄分分布域:R50号バイパス赤塚方面の湿地帯〜県営球場付近、小吹〜平須方面へ広がる
地域性:常磐線、岩間街道沿いに向かい帯水層浅く鉄分減少する

上市(泉町、南町
地質:15mまで砂レキ層、下層は泥岩の不透水層
水量:家庭用は可能、都市化により近年枯渇が進む
水質:良質
地域性:西方(上水戸)に向かい砂レキ層厚く量も多い

那珂川流域低地
地質:粘土・砂・レキ層が雑多に20〜50m堆積する
水量:大量可能
水質:全域鉄分多く含む
地域性:R349号から上流はレキ層優勢、下流は粘土・砂優勢

千波、笠原、元吉田
地質:20〜40m砂レキ層が優勢、下部不透水層
水量:大量可能
水質:良質
地域性:県庁(旧R6号)から南・西、酒門町から東・南方に向かい水質に要注意

東部地区(中根、長砂、湊)
地質:砂レキ層は20m前後、以深の第三紀砂質層で採水可能
水量:大量可能
水質:良質で問題なし、長砂地区付近から東海村にかけ第三紀層内に色度を含む
地域性:東海村周辺は水量が減少する

西部地区(R6号常磐沿線)
地質:砂レキ層は10m前後、第三紀砂質層で採水可能
水量:300リットル/分前後可能
水質:上層の砂レキ層は良質、下層砂レキ層は鉄分含む、一部の地域で第三紀層に色度を含む
地域性:市毛交差点付近は水質良質、鉄分は東海村方面東西に向かい扇状に広がる

那珂川沿岸
地質:粘土・砂・レキ層が雑多に20〜50m堆積する
水量:大量可能
水質:鉄分多く含む
地域性:那珂川左岸の崖は湧水が広がる

那珂市
旧瓜連町
地質:10mまで砂レキ、以深は泥岩の不透水層
水量:家庭用程度は可能
水質:台地は良質、久慈川低地で鉄分含む
地域性:古徳、大賀周辺地区の地下谷(堆積岩の旧河道)分布域は地下水が豊富

旧那珂町
地質:砂レキ層20m前後堆積
水量:大量可能
水質:市内(菅谷)を中心に広く鉄分を含む。表層のローム・粘土層までなら良質。豊喰、後台から西、南は良質。但し下層の砂レキ層は注意要

久慈川、那珂川沿岸低地
地質:粘土・砂・レキ層が雑多に20〜50m堆積する
水量:大量可能
水質:鉄分多く含む
地域性:R118号上流は砂レキ卓越、下流は砂から粘土主体。那珂川左岸の崖は湧水が広がる

大洗町
北部(磯浜地区)
地質:砂、細レキ層10m前後堆積
水量:家庭用程度は可能
水質:良質

南部(大貫、成田地区)
地質:砂、細レキ層50m前後堆積
水量:大量可能
水質:良質
地域性:堆積岩の分布形態により水量の確保が左右される。候補地周辺の精査必要

B:日立、大子、筑波山周辺の丘陵、山間地
日立市 北茨城、高萩
地質:二次堆積物の砂レキ層、第三紀の砂・レキ層で可能
水量:大量可能
水質:全域良質、岩盤の一部で色度他の容存物質含む
地域性:滑川、水木地区に自噴井戸有り、昭和初期より工業用水に地下水を利用

地質:二次堆積物、第三紀の砂・レキ層で可能
水量:場所により変化著しい
水質:全域良質、岩盤の一部で色度他の容存物質含む
地域性:岩盤の場合精査が必要、河川堆積物の厚い箇所を選ぶ
常陸太田 大子町
地質:二次堆積物、第三紀の砂・レキ層で可能
水量:地形、場所により堆積変化著しい
水質:常陸太田市内低地は鉄分を含む
地域性:岩盤地域は精査要、河川堆積物の厚い箇所を選ぶ

地質:二次堆積物、第三紀層風化帯の砂・レキ層で可能
水量:場所により変化著しく大量は望めない
水質:良質
地域性:岩盤の場合精査が必要、河川堆積物の厚い箇所を選ぶ
常陸大宮、城里町 笠間
常陸大宮市内
地質:台地の砂レキは10m前後、下層は泥質の不透水層
水量:家庭用程度は可能
水質:良質、山間に近い一部と久慈川低地で鉄分含む

山間部
地質:河川堆積物が厚く分布する箇所で可能
水量:家庭用程度は可能
水質:良質

地質:花崗岩を代表とした緻密な層が地表まで覆う、地下水確保は難しい。希にマサ化(砂状)した箇所があり、30m前後の井戸可能
水量:場所により家庭用程度は可能
地域性:地下水開発は精査が必要
桜川市
地質:桜川流域の基岩層が深なるレキ層から採取可能。
山間部は花崗岩を代表とした緻密な層が基岩を占めるため要注意
水量:岩瀬で50リットル/分前後、真壁の平地に向かうと大量可能となる
水質:良質
地域性:桜川流域の下流、西方に向かい帯水層が厚く大量の水量可能
C:茨城町から石岡の東茨城台地
旧友部、旧岩間 茨城町、旧美野里、旧小川
地質:平地は常磐線沿いの南東部に向い基岩層が深く地下水が期待できる。山間部は硬質緻密な基岩が広く分布し期待薄
水量:南東部平地は大量可能、他は家庭用水量は可能
水質:場所により鉄分、色度含むため要注意
地質:砂層が厚く分布して粘土が複雑に挟む、帯水層厚い
水量:大量可能
水質:深度により鉄分、有機質色度が多く含むので要注意
地域性:水質は複雑な地形に左右されるため深度に要注意
石岡、旧玉里 旧八郷
地質:山間部を除き全域帯水層が厚く分布する
水量:大量可能
水質:概ね良質、恋瀬川流域低地に塩水化有り、深度により鉄分含むので要注意
地域性:柏原工業団地周辺は地下水確保可能、但し基盤岩が急激に変化するため要注意
地質:恋瀬川流域、基盤岩の風化帯分布域に限り開発可能
水量:場所により変化が著しい
水質:良質
地域性:候補地は現地精査が必要
かすみがうら、旧新治
地質:筑波山体が広がる丘陵地は基岩が東に向かい急激に深く帯水層が厚くなる。平地が広がるR6号から霞ヶ浦に向かい砂、レキが厚く堆積する
水量:丘陵部は家庭用は可能、平地は大量可能
水質:概ね良質、霞ヶ浦周辺では深度により有機質の色度を含む
D:霞ヶ浦、利根川下流域の常総台地
県南地区(土浦、牛久、守谷、竜ヶ崎、稲敷市周辺)
地域:霞ヶ浦南岸から利根川左岸の範囲
地質:砂、粘土が厚く分布する。台地は20〜40mで家庭用井戸可能
水量:大量可能
水質:霞ヶ浦周辺に塩水化箇所有り、利根川流域低地に水質変化有り要注意
地域性:水量は多いが低地と深部の採水に水質要注意
E:鬼怒川、利根川上流域の常総台地
つくば(学園都市周辺) 県西地区(筑西、古河、坂東市周辺)
地質:レキ、砂、粘土が厚く分布する。家庭用は20〜50mで可能
水量:大量可能
水質:深度により鉄分、有機質色度を含むため採水深度に要注意。桜川流域は鉄分の多い帯水層が有り要注意
地域性:複数の帯水層が有り、水量、水質を考慮して深度を決める
地域:利根川、鬼怒川、小貝川流域
地質:レキ、砂、粘土が厚く分布する。家庭用は20mで可能
水量:大量可能
水質:深度により鉄分、有機質色度を含むため採水深度に要注意
地域性:筑西はレキが多く常総に向かい砂が多くなる。複数の帯水層が有る。
水道水、農業用水に利用される地域
F:鹿島灘の海岸、北浦沿岸地域
鉾田、鹿島、神栖 潮来市、行方市
地域:R51号の砂丘が広がる海岸地域
地質:砂が厚く分布している。採水層は深度30〜50m
水量:大量可能
水質:台地は良質、北浦低地で鉄分含むため要注意
地域性:砂取り場の跡地、家畜排泄物等の表層汚染に要注意
地質:砂、粘土が厚く分布する
水量:大量可能
水質:台地は良質、霞ヶ浦、利根川流域の低地は鉄分、塩水化有り要注意
地域性:行方台地の地下水開発は問題なし。利根川流域低地は地質、水質とも要注意
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